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RFOレヴュー

 05.09.17現在、OB期間中のRFOについて、自分の価値観や偏見も混じった1文を書き残します。



 テーマとしては「SFファンタジー」「3種族間による勢力争い(RvR)」。
ということで、SFらしく惑星が部隊となり、宇宙規模でマップが展開されていく模様。
OB期間中ではまだ1つの惑星の1部のマップでの展開となるが、現在見えている最大規模のマップとしては、現在よりも途方に暮れるような広大なマップとなりそうだ。
 また、登場する装備品やアイテムなどもSFモノらしく、銃やロボット、そして従来のRPGモノにも欠かせない剣や弓、魔法なども登場する。

 システムとしては、非常にLine2に近いインターフェイスとなり、このゲームを始めてプレイする際にも、(ある程度のMMORPG慣れしてる人にとっては)違和感なく操作できるだろう。
(一応は初心者用のチュートリアルも用意されてはいるものの、本当に初心者用であり、多少知っている人にとってはストレスを感じるチュートリアルだった)

また、PvPが主体となっていることもあり、マウス操作だけではなく、キーボードでの移動操作なども可能となっている。
ただし、キーコンフィグは出来ないあたりが、もどかしい部分でもある。



 まず韓国のCCR社が開発、日本での運営権をSEGAが買い取ったという形となるこのゲーム。
韓国産ということもあり、日本独特な仕様変更などが可能なのかどうか。OB開始から2週間ちょっと経った現在では、全くその展開が見えてこない。
 公式ページによるアップデート情報に関しても、本当のバグ修正に関するものしか挙げられず、どうしても不透明感が漂ってくる。
 ひとまずは・・・先に展開されている韓国と同じ進路を辿っていくものとして、考えておいた方が無難だろう。

 SEGAの展開するネットゲームとして有名なPSO。
windows版としては現在PSOBBが展開されているが、非常にアップデートが遅く、その内容というのも、他のコンシューマ機で展開されているPSOシリーズのものと、全く同じ中身のものであった。
 当方としては、開発が韓国という点、さらにはSEGAによるアップデート戦略。この2点もあり、今後のRFOのアップデートが「日本人好みな仕様」になるものとは期待出来ない。



 さて肝心な中身となるが、上記にもあるとおり非常にLine2に似ていると述べている。
これはインターフェイスによるものだけではなく、いわゆる狩りスタイルも非常に似ている。
Line2と異なる点としては、それぞれのスキル・フォース(魔法)にもLvが設定されており、Lvが高くなることにより、それぞれのスキルやフォースも強くなっていくと言うもの。

 キャラのLvを上げるためには、「PTを組んで強いmobを狩る」というのが独自の経験値入手システムもあり、非常に効率が良いものとなるが、それではスキル・フォースの熟練度が追いついてこない。それらの熟練度を上げるためには、ソロか少数でのプレイが必要となってくる。また、その熟練度を上げないことには、さらに上位のスキル・フォースが使えないという制限もついてくる。

 狩りそのものについては、非常に優秀なPOTによる回復が便利であり、さほど難しいものではないのだが・・・・。現在OB期間ということもあり、mobからのドロップ率が高く設定されているとの情報もある。

 そして、今後の鍵となってくる装備品の強化。非常に資金と時間が掛かってしまう。現状でさえ狩りによる資金繰りが楽なものではない。このゲームの売りであるRvRに参加するにも大量の資金が必要となってくる。これにmobからのドロップ率の下降があっては、たまったものではない。

 序盤は容易に育てることが出来るが、中盤以降についてはキャラ育成が非常に辛くなってくる。〜をするための作業というのが延々と続いてくる予感がする。

 このあたりも含めて、非常にLine2と似ていると表現させていただいた。



 そしてこのゲームの肝となるRvR(集団vs集団)
3種族が交錯し、軽く500人は超える戦場の中でも、マシンスペックや通信環境にもよるが、しっかり動いている。まずこのあたりのネットゲームとしての根幹部分はしっかりしていると評価できる。そしてこれだけの人数で集団戦が出来るというのは非常に楽しい。

 しかし、欠点もある。
PvPという場の中で、キャラ性能などのバランスというのがネックとなってくる。
まずはLvや装備による性能の差が激しい点、種族による特色の差、優秀すぎるPOT性能。

 装備はLvによって上位の物を装備できるようになってくるが、1段階違うだけで相当の差が出てくる。また、同程度の相手との1onでは優秀すぎるPOT性能もあり、決着がつかない。(この点はRvRを重視するために、「そう簡単には死なない」というデザインとして、メリットにもなるのだが)

 OB期間中としてLvキャップが34と設定されているが、このLv帯では○○の種族が強い。とか、個々の能力としては○○が強いとか、そういった差が顕著に出ている。

 なんというか、様々な物を取り込みすぎてバランス調整が置き去りにされている印象を受けた。



 と、韓国産MMORPGの宿命なのか、はたまたLv制によるものなのか、強さを求める競争という特色が非常に色濃く現れている。
 また、mob狩りとRvR(一応生産も有)しかないのも絡んでか、プレイヤー層というのも(ある意味)必死な人が非常に目に付く。

 チャットシステムもやや不便で、窓化出来ないのも加わり、ユーザー間コミュニティを育みやすい環境とは言えない。

 プレイ時間を多く取れるユーザーが必死になる舞台として良い環境なゲームと言えるが、それ以外の一般プレイヤーはどうしても遅れをとってしまいがちとなりそうだ。



 さて、先日正式サービスに関する発表がされた。

OB期間は10月10日一杯。
正式サービス開始は10月18日15時より。
30日プレイ料金 クレカ 1780円
           その他 2000円
90日プレイ料金 5700円

正式サービス後に新規ID登録の際に3日間の無料期間。





 自分にとっての率直な感想としては、

・実戦に耐えうるキャラを持っていれば、RvRが面白い。
・RvRに参加するための資金繰りや、育成などの為の狩りは作業(言い方を換えると単調で楽)でしかない。
・必死なプレイヤーが多く、のんびり派にはお勧めできない。
・結局は強さを求めるしかなく、プレイの幅も狭く、非常に時間もかかる。
・バランス調整などに期待してはいけない。
・シナチクRMT発生。

 まとめるとRvRは楽しいが、どのゲームでもRvRは楽しい。特にRFOが面白いという訳ではない。RvRで普通に活躍できる強さを求めるとなると敷居が結構高め。狩りが単調すぎる。

 ネットゲームにおける最大のポイントとなる、人と人のやりとりというものが、RvR以外での関係が非常に薄く感じた。
狩りPTを組んでも、(戦闘中は手元が忙しいというシステムなのもあるが)効率の為だけ。楽しもうというような会話などがかなり少ない。と、いうのも狩りとRvR以外の遊び要素が皆無なところもあるのだが。

 延々と繰り広げられるマップチャットでのモラル・ルールの押し付け合い、責任の擦り付け合いとか。



 キャラを育成すればするだけ、その分強くなれるこのゲーム。(とはいっても、恵まれない部分もあるが)
時間に余裕があり、強くなって、その強さを自慢したい人には良いゲームかも知れない。

 最強キャラ性能、最強装備だとか、そんな「最強」を求める姿が随分と目立ち、それらを持たざるプレイヤーにとっては、ただの烏合の衆。

 RvRを前面に掲げるゲームにしては、「揃っている」キャラと「そうではない」キャラとの差が激しく、プレイヤーの技術を競うものとは言えない。いかに「効率」を求め、「物」を揃えられるか、が「最強」への道のり。

 結局は俗に言う「俺TUEEEEEEEEE!!!!!」の為のゲームかと。

 ヘビーユーザー向けと言われるのも非常に頷けるデザインである。



 ゲームの質で勝負ではなく、上記のそういった心理を利用したメーカーによる「ビジネスの為の1商品」と、当方は感じてしまう訳で。



 OB期間中で無料期間というのもあるが、全体的なプレイヤーの質は、これまで自分がやってきたネットゲームの中では最低のランクだ。もちろん、自分の価値観からですけどね。



9.17 Ela
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